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オリーブオイルの味の違い


オリーブの学名はOlea europaea L.といいます。
オリーブの栽培種は多くの品種があります。その数は500、数え方によっては1000種類を超えるといわれており、国や地方によってそれぞれ特色のある品種が栽培されています。
オリーブの品種は用途により、オイル用、テーブルオリーブス用、兼用に分かれます。しかし、この分類は厳格なものではありません。オイル用の品種も地方によってはテーブルオリーブスに用いられているものもあります。
一般的に市販されているオリーブ油は3〜5品種のオリーブの実から搾られた油をブレンドして作られています。どの種類のオリーブの実から搾った油をどの程度にブレンドするのかによって味わいや香りが異なってきます。ですから、それぞれのブランドによつてオリーブオイルは驚くほど味と香り、風味が異なっています。ぜひ、色々なブランドのエキストラバージンオリーブオイルを試食されてみてください。ご自分の気に入ったオリーブオイルがきっと見付かると思います。
ちなみに油屋ドットコムで業務用として販売しているスペイン産のオリーブオイルは下記の品種のブレンドです。

オヒブランカ種
アンダルシア州が主要産地のオリーブです。
グリーン・オリーブの実の果物のような風味と、トロピカル・フルーツのようなある種の果物を連想させるテーストです。
苦味と、口に含むとちょっとピリッとした刺激と大変甘い味が絶妙なバランスで、口の中にまろやかなテーストで覆われます。

ピクード/ピクアル種
アンダルシア州が主要産地のオリーブです。
フルーティーで少々苦味があります。

アネベキーナ種
カタルーニャ地方が主要産地のオリーブです。
リンゴのような香がし、口に含んだときにとても甘い味がします。心地よい甘味とさわやかな風味が残ります。苦味はありませんが、すこしピリッとした刺激がすることがあります。

コルニカブラ種
カスティーリア・ラ・マンチャ地方が主要生産地のオリーブです。
色や風味が多彩で、一般的には甘い味覚と少し苦味のあるフルーティな風味を持っています。
これらの品種をそれぞれのメーカーが独自のノウハウでブレンド(調合)したものが販売されます。それぞれのメーカーによって味や香が違うのはこのような理由からです。

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