HOMEへ戻る
■HOMEへ戻る


・Privacy Policy

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸


脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。
飽和脂肪酸は動物性脂肪に比較的多く含まれている脂肪酸です。

飽和脂肪酸には、
ラウリン酸(C12)
ミリスチン酸(C14)
パルミチン酸(C16)
ステアリン酸(C18)
があります。

不飽和脂肪酸には、
オレイン酸(C18:1)
リノール酸(C18:2)
リノレン酸(C18:3)
があります。

 不飽和脂肪酸は1価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸の二つに分類されます。1価不飽和脂肪酸としてはオレイン酸(n−9系脂肪酸)、多価不飽和脂肪酸としては、リノール酸(n−6系脂肪酸)、α−リノレン酸(n−3系脂肪酸)が代表的です。特に、人間の体内では合成が出来ないリノール酸やα−リノレン酸は必須脂肪酸と言われ、食物等から摂取しなければなりません。
 飽和脂肪酸は血中コレステロール濃度を上昇させる傾向にあります。ただし、ステアリン酸は融点が高いため吸収され難く、体内で容易に不飽和化され、オレイン酸に変換(生合成)されます。不飽和脂肪酸は血中コレステロールを低下させる傾向にあります。

【 「油の科学」一覧へ戻る 】