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「油を売る」話


「油を売る」というと、世間話や無駄話をしたりして時間を過ごすという意味で、
「そんなところで油売ってちゃダメだよ」
などとあまり良い意味では使われません。
皆さん、この「油を売る」という言葉の語源はご存知ですか?
油屋さんが、行商で油を小分け売りしていた頃の名残ですが、ここで、質問です。
次のどちらが正しいでしょうか?

  1. 油は熱膨張率が大きい。また、油の行商人は柄杓(ひしゃく)で油を測り売りしていましたが、朝の寒いうちに売るよりは、日が昇って暖かくなり、膨張してから売ったほうが得。
    ですから、午前中は油を販売するより、世間話をして時間をつぶして、暖かくなってからおもむろに商売を始めた。
    ここから、世間話をして時間をつぶすことを「油を売る」となった。


  2. 油を柄杓で計り売りするときに、粘度が高く、ツーッと糸を引いてなかなか切れない。
    柄杓の油が全部注がれるまで、油屋とお客は世間話をしながら待っていた。
    これが「油を売る」の語源。

正解は、(2)でした。
実は、サイト運営をしている油屋自身随分前に先輩から(1)の説を聞いて以来、何人もの人に「油を売るの語源知ってる?」と(1)の話をしてしまいました。
その後、(2)が正しいと知り、赤面した覚えがあります。
さあ、「油を売る」のはこの辺にして、まじめに油を売らなくちゃ????

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