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ひまわり油



生産国:北米大陸(ロシア、東欧諸国、米国、アルゼンチン)
ひまわり油はひまわりの種子から得られ、通常品は半乾性油である。そのまま又は採油に先立ち脱穀し、顆肉としたのちに圧抽採取される。原油は色が淡く、精製がきわめて容易で、精製損失は少ない。ごく少量であるがろう分を含み、これが濁りの原因になるので、脱ろうの必要がある。高リノール酸タイプと高オレイン酸タイプがあり、前者は沃素価120〜142、鹸化価188〜194、比重d@0.915〜0.920、屈折率nA1.471〜1.475、不鹸化物1.5%以下である。脂肪酸組成は、パルミチン酸3〜8%、ステアリン酸2〜5%、オレイン酸15〜25%、リノール酸65〜75%である。サラダ油や調理用油として好んで用いられるほか、水添してマーガリンやショートニングに用いられる。この油は白色塗料に用いた場合には黄変しないので、アルキッド樹脂のように改質して塗料にも使用される。
高オレイン酸タイプは。沃素価80〜95、オレイン酸75〜85%、リノール酸5〜10%で、酸化安定性にすぐれている。

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